カット野菜の安全性や栄養はどうなのか(1、安全性について)

2013/04/15

料理雑学

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こんにちは。今日の記事はカット野菜についてです。

皆さんカット野菜と言って、何を思い浮かべるでしょうか?

私の場合だと思い浮かぶのは3つで、コンビニ等に売られているサラダ、スーパーに売られているカットされ袋詰になった野菜、飲食店(牛丼屋や弁当屋など)で提供されるサラダなどがあります。

「私はカット野菜なんて買わないわ」と思っていても、実は外食した時に食べているかもしれません。 カット野菜は、意外と身近なものなんです!身近なものなので、ぜひ読んでいってくださいね。


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カット野菜の安全性

「カット野菜は便利だけど、洗剤で殺菌してるって聞いた。それってどうなの?」 と、こんな話を先日患者さんに聞かれました。

カット野菜は洗剤で洗われている、という話を聞いたことがあるでしょうか。 知らない人からするとホントかよ、と思うかもしれませんが、ホントです。

カット野菜はもともと、土由来の微生物が付着しています。 その上、カットすることにより野菜の中の細胞液が出てしまい、野菜の抵抗力を下げてしまいます。 そのため、カット野菜は食中毒が起きやすく、徹底した安全対策が求められる食品です。

そこでカット野菜は、水洗→殺菌→水洗という手順がとられます。この殺菌の時に、洗剤が使われます。 しかし一般的に野菜を洗剤で洗うというのは、馴染みが無いため、"野菜を洗剤で洗う"と聞いて不信感や不安が煽られるのです。

ここで一つ、見てもらいたい画像があります。
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これは我が家の洗剤の裏面の表示。 よーくみてみると、用途に野菜・果物の文字が。 洗剤で洗うのは工場だけかとおもいきや、家庭用洗剤も野菜に対応しています。

野菜を洗剤で洗うのは、馴染みがないだけで、別におかしなことではないのです。 とはいえ、家庭ではすぐ食する事が多いため、野菜や果物を洗剤で殺菌するようなことはほとんどありませんね。

では問題の、洗剤の安全性はどうなのでしょうか。 現在使用されている洗剤の多くは、肝臓で分解され、分解されない分は排泄されるため蓄積性もありません。 分解、排泄スピードは早くないので、誤飲などで多量に摂取してしまうと危険ですが、普通に体内に入る分(食器・食品の残留洗剤など)は問題ないと考えられます。

ちなみに、上に食器の残留洗剤と書きましたが、食器は綺麗に洗ったつもりでも洗剤が残留していることがあります。 洗剤なんて食べてないよ!と思っていても、知らずのうちに身体の中へ・・・。

とは言っても、ここ最近肝機能障害が激増したとか、ハゲが増えたとか、そんなことはありませんね。 まあ、そんな程度のものです。カット野菜に洗剤が使われているという話も特に問題ないでしょう。


さて、ここまで書きましたが、上記はあくまで私の意見です。 なるべく公的な機関や、科学的根拠を元に書いているつもりですが間違いもあるかもしれません。

ネット上には、洗剤の危険性を訴えるようなサイトも数多くあるので、 色々な情報をもとに、ご自身で情報の取捨選択をするようにしましょう。

長くなってしまったので、ここで一区切りにし、次の記事でカット野菜の栄養について書こうと思います!

カット野菜の安全性や栄養はどうなのか(2、栄養素について)



自己紹介


とっぽ
高校で調理師科を卒業し、調理師免許を取得。管理栄養士学科を卒業し、管理栄養士免許・栄養教諭一種免許を取得しました。現在は都内某所の施設に勤務しています!どうぞよろしくお願い致します。

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