こんにちは!今日の更新は水筒の保冷効果についてです。 今年も夏に入り、気温の高い日々が続いています。 そんな中、冷えたペットボトル飲料を持ち歩いていても、すぐにぬるくなってしまいます。
もし水筒の保冷効果が優れるなら、水筒に入れて持ち歩くことでいつでも冷たい飲み物が飲めます。 ということで、水筒の保冷効果がどれぐらい保つのか検証してみました。
水筒の保冷・保温機能について
現在の水筒の保冷・保温システムとしては、真空二重構造が主流なようです。 水筒を二重構造にし、間を真空の層にすることで、熱の移動を防ぐことができます。
飲み口などのある上部は二重構造にするわけにいかないため、ずっと温度を保つということはできませんが、それでも普通の容器よりも優れた保冷・保温機能を持ちます。 これらの構造を使用している会社で他に有名なのは、タイガーや、象印でしょうか。
水筒だけではなく、保温ポットや食缶などにも使用されている技術です。
保冷効果の検証
今回検証してみたのは、サーモスのこちらの水筒。容量が程よく、メンテナンス性も良く、何より手頃な価格だったという事で選びました。
検証方法
以下の2パターンについて検証する。
・冷蔵庫で冷やした水を入れ、6時間後、12時間後、24時間後に温度を測定。
・水筒の半分ぐらいまで氷を入れ、冷蔵庫で冷やした水を入れ6時間後、12時間後、24時間後に温度を測定。
※水筒は室温で放置(約30℃)
検証結果
パターン1 冷蔵庫で冷やした水を入れ計測
入れた直後:7.3℃
6時間後 :10.7℃
12時間後:13.2℃
24時間後:18.1℃
※水道水 26.5℃
パターン2 氷水で計測
入れた直後:2.7℃
6時間後 :0.4℃
12時間後:0.4℃
24時間後:0.7℃
感想
冷蔵庫で冷やした水を入れた結果、6時間経過しても温度の上昇は3.4℃という結果でした。これぐらいだと飲んでもそこまで変化は感じられず、6時間経ってもまだ冷たい!という感じです。
12時間後の13.2℃でも、キンキンに冷えているという状態ではありませんが、まだまだ十分冷たいと感じられます。 24時間後では、18.1℃まで上昇し、飲んでみるとちょっとぬるくなってきたなーという感じです。
とはいえ、水道水に比べるとまだ冷たく、暑い日差しの下で飲めば冷たいと感じられると思います。
氷水で計測した結果は、入れた直後より6時間後のほうが冷えているという結果に。 入れた直後は、まだ水は氷によって十分冷やされていなかったため、このような結果になったのだと思います。
6時間後では0.4℃で、氷もしっかり残っておりキンキンに冷えた状態です。12時間後でも氷がしっかりと残っており、温度も変わっていませんでした。 驚きなのは、24時間たっても氷が残っており、水温もほとんど変化していない事です。
保冷効果がここまで優れているなら、氷はもっと少なく入れても良いかもしれません。 24時間も中身が変わらないということはあまり無いでしょうし。
まとめ
真空構造になっている水筒は、今回で初めて利用しましたが、その保冷効果には驚きました。仕事場に持って行き、帰宅まで中身が残っている事が多いですが、帰宅時でも冷たいなと感じます(氷が入っていなくても)
氷を1/4の容量ぐらいまで入れておけば、恐らく飲み切るまでに溶けきることはないかと。保温効果もあるそうなので、夏場は温かい飲み物を入れて利用しても良いですね。
重量は270gと、見た目に反してかなり軽量です。 飲み口付近も分解しやすく、清掃しやすくなっています。
ただし、水筒の直径は4,5cmで、底まで手で洗えるかというとちょっと微妙かも。
そのため、このような水筒用のスポンジを合わせて買うと良いかと思います。
あとは、毎日という勢いで使用しているので、どれぐらい長持ちするか。パッキン等は劣化するでしょうし、そしたら保冷効果も落ちるかなあ。もし保冷効果が落ちるようなことがあれば、追記しようと思います。
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