特に体に悪い食行動とは

2014/03/29

栄養学

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前に書いた記事の派生系のようなネタなので、軽めに書いておきます。

当ブログで何回か書いていますが、健常者に一番身近な病気は生活習慣病です。そのため、生活習慣病になりやすいような食行動が体に悪い食行動と言えると思います。

以下に影響の大きそうな食行動を幾つか挙げてみます。


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食べ過ぎ

食べ過ぎが体に悪いと言うのは、ものすごーく当たり前の話なんですが、重要です。

基本的に食環境が整っている日本では、栄養素の不足による病気はほとんどありません。 骨粗しょう症や貧血、高齢者や一部女性でやせが問題になるぐらいだと思います。

ビタミンの不足等による病気もありますが、かなり極端な食べ方をしなければ病気を発症する程のことはまず起きません。

つまり、食由来の健康問題は、ほとんどが食べ過ぎによる栄養過剰によるものです

エネルギーや脂質の摂り過ぎによる肥満、糖尿病、脂質異常症、 塩分の摂り過ぎによる高血圧、飲み過ぎによる脂肪肝やら痛風やら・・・。

そして、食べ過ぎが悪い事はわかっているのに自制できない・適量がわかりにくいと言うのも問題です。

どれぐらいが適量かというのはそのうち別記事として詳しく書こうと思いますが、 適正体重から体重が増え続けている人は要注意です。

夜食

仕事の都合や友人付き合い、単に小腹が空くなど様々な理由で食べられる夜食ですが、 体にかなりの悪影響を与えます。

夕食が遅くなりすぎて夜遅くに食べる場合もありますが、三食食べた上に夜食を摂る事もあると思います。

夜遅くの食事は、摂取したエネルギーがその後消費されないので(寝るため)脂肪になりやすく、体重増加の一因になります。

そういった夜食の特徴を無視しても、三食食べた上におやつや食事を摂ればエネルギー過剰の恐れがあります。 どうしても夜食を摂りたい場合は、軽めのものにしたり、ゼロカロリーのゼリーなどを食べると良いと思います。

悪い飲酒習慣

どう書くか迷いましたが、一部の悪い飲酒習慣は生活習慣病の高いリスクとなります。

悪い飲酒習慣とは例えば、
・過剰な飲酒(しかも継続して)
・大量のつまみ
・夜食とのコンボ

等があります。

酒の飲み過ぎは、それ自体が様々な病気のリスクになります。

酒自体にエネルギーがありますし、代謝を主に行う肝臓にダメージを与えやすく、 脂肪肝→脂肪性肝炎→肝硬変→肝がん等のデスコンボもあります。

また、つまみの選び方も重要で油物や肉類をつまみに選ぶとその日のエネルギーが跳ね上がります。

月一回の飲み会ぐらいなら好きに飲み食いしても良いでしょうが、 定期な飲酒習慣のある方は、つまみ由来のエネルギーが問題になることを意識するべきです。

酒を飲む際は適正飲酒を心がけ、一緒に食べるものに注意すると良いと思います。

まとめ

上記はあくまで、習慣が問題になるという話ですのでお間違いないよう・・・。

例えば食べ放題で、一日食べ過ぎたぐらいなら問題ありませんし、 年末の忘年会で夜遅くに飲み食いしすぎたとしても、そこまで大きな問題は出ないと思います。

問題があるのは、例えば米を食べる量が常に多いとか、毎晩寝る前に何か腹に入れてから寝るとか、 日常的な晩酌で揚げ物や肉類が多いとか、そんな感じです。



自己紹介


とっぽ
高校で調理師科を卒業し、調理師免許を取得。管理栄養士学科を卒業し、管理栄養士免許・栄養教諭一種免許を取得しました。現在は都内某所の施設に勤務しています!どうぞよろしくお願い致します。

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