ニュースで偶然見かけたのでちょっと解説しようと思います。
日本では、厚生労働省により、「日本人の食事摂取基準」というものが5年ごとに制定されています。
これはどういったものかというと、日本人の健康の維持増進のため、 必要な栄養素量を科学的根拠から策定したものです。
5年ごとなので、次の2015年度に新しくなるのですがその際に、 今までのエネルギーの指標がBMIに変更されるそうです。
何のために変更されるのか?
2015年版が出ていないので実際はわかりませんが、疑問に思う方もいると思うので理由を考えてみます。
今までの「エネルギー」という指標は、
このようになっており、性別、身体活動レベル(運動の度合い)、年齢で分かれておりました。
このようにエネルギーが指標として設定されておりますが、 結局、太っていれば(BMI25以上)エネルギーを下げる必要があるし、 痩せすぎているなら(BMI18.5未満)エネルギーを上げる必要があります。
例えば20代でよく運動する男性が、「3000kcalがいいんだ」と思い3000kcalを摂り続け体重が増えた場合、 摂取エネルギーを減らす必要が出てくるわけです。
結局BMIによる適正体重を目指したコントロールをするのであれば、 BMIを元に管理するほうがその個人個人に合ったコントロールになるわけです。
こんな感じの理由があるため、エネルギーではなくBMIにて管理することになったのではないかと思います。
全然違うかもしれませんが・・・、詳しくは、2015年版の食事摂取基準が出た時にまた書こうと思います。 書きました
一般の方からすると、BMIなんて単語はよくわからないし、 カロリーで設定されているほうがわかりやすい!と思うかもしれませんが、要するに、エネルギーの指標とか関係なく
・太っている人は食事を減らし痩せる
・痩せすぎている人は食事を増やし体重増やす
・適正体重から体重が増加していってるなら食べる量減らす
・適正体重から減っていっているなら食べる量増やす
ということです。