ビタミンとは何か
ビタミンという単語には馴染み深いと思いますが、 ビタミンとは何か?と言われると少し困ると思います。
wikipediaには、 生物の生存・生育に微量に必要な栄養素のうち、 炭水化物・たんぱく質・脂質以外の有機化合物の総称であるとあります。
化学をかじっていないとわかりにくいかもしれませんが、炭水化物、たんぱく質、脂質は それぞれ特徴をもっています(アミノ酸が繋がったものだとか、糖の繋がったものだとか)
それに対しビタミンは、特定の形をビタミンで共有してもっているわけではなく、 それぞればらばらの形をしています。
そうして、体内の代謝に関わったり、抗酸化作用で体を守ったり、吸収の手助けをしたりしています。
ビタミンは外から摂らないといけないもの
もうひとつ、ビタミンの重要な要素として、体内で必要量を作り出せないという点があります。
例えば有名なのは、ビタミンC(化学名:アスコルビン酸)です。
このアスコルビン酸は、多くの哺乳類で必要不可欠な物質なのですが、 同時に体内で合成することができるため、ビタミンではありません。
ビタミンとなっているのはモルモットやヒト、サルなど一部の動物です。
これらの動物は、アスコルビン酸の合成に必要な酵素が進化の過程で失われてしまっています。
つまりビタミンと呼ばれているものは、体内で合成できないため、(もしくは合成できるけど足りない) 外から摂取する必要がある栄養素だということです。
一時期話題になったコエンザイムQ10等は、ビタミンと同じように微量で体内にて働いていますが、体内で合成できるためビタミンには入りません。
さて、ビタミンについて簡単に説明してきましたが、ビタミンは大きく分けて二種類あります。 水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンです。
これは次の記事にて解説しようと思います。
ビタミンについて もくじ