前回のたんぱく質についての派生記事です。
人間には必須アミノ酸というものがあるという事を書きましたので、 今回の記事で詳しく書いていこうと思います。
必須アミノ酸とはなにか?
前回の記事で、たんぱく質は20種類のアミノ酸で構成され、 色々な配列で繋がったり折りたたまれたりしてたんぱく質ができているという事を書きました。
さらに、この20種類の中には、 人体で必要量を合成できない=外から摂取しなくてはならないアミノ酸があります。
それが必須アミノ酸と呼ばれるもので、9種類あります。
感覚としてはビタミンに似ていますね。
必須アミノ酸は、
メチオニン
スレオニン(トレオニンともいう)
ロイシン
バリン
ヒスチジン
トリプトファン
フェニアルアラニン
リジン
イソロイシン
の9種類です。
これらの必須アミノ酸が、バランス良く含まれているかどうかで、 良質なたんぱく質かそうでないかが決まります。
また、必須アミノ酸のバランスを示すもので、アミノ酸スコアというものがあるので、別記事で書こうと思います。
必須アミノ酸の覚え方
この必須アミノ酸は、テスト問題に出しやすいようで、高校程度の生物や化学に出たり、 かなり捻って管理栄養士の国家試験に出たりします。
例えば、管理栄養士国家試験では第22回の問題でこのような問題がありました。