今日は良質なたんぱく質についてです。
栄養学では、たびたび「良質なたんぱく質」という単語が出てきますが、どういう意味でしょうか。
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良質なたんぱく質とは
良質なたんぱく質とは、簡単に言えばアミノ酸スコアが100であるたんぱく質です。
腎臓病や肝臓病でたんぱく質制限をされた際、少量の良質なたんぱく質が必要と言われます。
これはようするに、たんぱく質の摂取量が少ないため、 しっかりと利用できるアミノ酸スコア100のたんぱく質を摂り、 穀物や野菜からのたんぱく質は減らしましょうということです。
利用効率の悪いたんぱく質はアミノ酸を余らせてしまい、尿素として排泄され腎臓に負荷をかける事も考えられます。
また、それ以外の意味で使われている場合として、脂肪が少ない・栄養価が高いものを指す事もあります。
例えば前者はささみや卵白、後者であればチーズや牛乳、豆腐などです。
これらは高いアミノ酸スコアを持つ上、たんぱく質量も多く、 カルシウム等のミネラルも豊富に含む事から良質なたんぱく質と言えるでしょう。
良質なたんぱく質にはどんなものがあるか
<アミノ酸スコアが100の食品>
そば、肉、魚、卵、大豆・大豆製品
<脂肪の少ないたんぱく質製品>
ささみ、卵白、ヒレ肉、鶏むね肉(皮なし)
<たんぱく質以外の栄養価が高い食品>
チーズ、牛乳、ヨーグルト、納豆、豆腐
良質なたんぱく質は生きていく上で欠かせないものです。 特にダイエット中や、節約して粗食になっている時は意識して摂取するようにしましょう。
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