こんにちは!今日の記事は、夏場や運動時は塩分を積極的に摂るべきかどうかというテーマです。汗をかいた時には塩分の補給をというのはよく言われると思いますが、実際にはどうなのでしょうか。
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もう数年前になりますが、ためしてガッテンで熱中症についての放送がありました。 どうやら汗からの塩分の損失量の実験が行われたようで、 高温環境下(34℃)で日常生活を送ってもらったところ、男性2.6g、女性1.2gの塩分の損失だったようです。
また、フットサルを二時間行った人を検証したところ、2リットルの発汗があり、塩分濃度は0.71%で、塩分14.2gの損失だったようです。
番組によると、通常の発汗では、塩分はある程度再吸収されながら汗が出されるため、あまり塩分を損失しないのですが、激しい運動等により一気に汗を出すと塩分の再吸収が行われず、多量の塩分が損失されてしまうようです。
つまり、夏場だからといって、特に運動等の無い普通の生活を送っている人は、特に塩分を増やす必要はなく、夏場の外での労働や、激しい運動を行っているような人は、スポーツ飲料等によるミネラル補給が必要であると考えられます。
日本高血圧症学会でも同じような事が言われており、 「夏に塩分摂取を増やすことは,通常は必要ありませんが,汗を大量にかいた場合は例外となります。」と記載されています。
夏場だから塩分をいくらとっても大丈夫とは思わずに、適度な塩分摂取を心がけたほうが良さそうです。