こんにちは!今日の更新は、ルテインという食品成分についてです。
先日、職場でルテインについて聞かれたのですが、名前は聞いたことあるものの詳しい内容を知りませんでした。ということで、自習も兼ねて更新。
ルテインとは?
ルテインは、カロテノイドの一種です。カロテノイドとは、黄、オレンジ、赤色などをした天然色素の一群のことをいいます。トマトの「リコピン」、ブルーベリーの「アントシアニン」、にんじんの「β-カロテン」等が有名でしょうか。
カロテノイドたちは抗酸化作用を持っているため、たびたび話題になり健康食品やサプリメントに利用されています。ルテインの場合、機能性表示食品の制度を利用した健康食品・サプリメントが多く販売されていますね。特定保健用食品としての販売は、まだされていません。
白内障や加齢黄斑変性等の目の予防に良いとされ、そこから目の機能維持・強化に良いと言われています。
ルテインの多く含まれる食品
ルテインは黄色の色素ですので、食品では緑黄色野菜に多く含まれています。
ただ、具体的な含有量については、信頼できる情報がほとんど見当たりませんでした。サプリメント情報サイト等では、ほうれん草100gで10mgだとか、パセリ100gで10mgだとか言われているようです。
また、日本食品分析センターのサンプル項目として、ほうれん草100gあたり5mg~10mgと紹介されています。
効果はあるのか?
国立健康・栄養研究所にルテインページがあり、多くの論文が紹介されています。
そこに記載されている内容としては、
1,食事から多く摂取した場合、白内障や加齢黄斑変性症のリスク低減の可能性がある
2,健常者での目の有効性に関するデータは限定的
3,サプリメントとして摂取した場合同様の効果があるかは不明
といった感じです。
特に気になるのは、2の健常者の目に対する効果です。上記ページに記載されている中では、良いとする論文もあれば、効果が無かったとする論文もあり、報告が一定ではありません。
まとめ
一部目の疾病のリスク低減効果はありそうですね。ただ、健常者の目への効果は、研究結果も一定ではなく、まだまだよくわかりません。
ルテインを多く含む食品は緑黄色野菜なので、もともと健康に良い食品です。たくさん食べても悪いことはないので、積極的に摂って良いでしょう。
サプリメントから摂取する場合は、一ヶ月ぐらい試してみて、効果を実感できなければやめたら良いと思います。
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