こんにちは!今日の更新は、バナナの変色を防ぐ方法についてです。しばらく前に、リンゴで同じような検証を行ったのですが、今回はそれのバナナ版です。
バナナは切って置いておくと、色が変わっていきます。りんごと同じような仕組みで変わっていくので、今回も検証してみましょう。
バナナの褐変反応
バナナを切って置いておくと、次第に茶色っぽく変色していきます。傷んでいる場合は黒っぽくなりますが、それとは別です。
バナナが変色するのは、バナナに含まれるポリフェノールが空気中の酸素と結びつくためです。
バナナはポリフェノールオキシダーゼという、ポリフェノールを酸化させる酵素を含みます。空気に触れていると反応し、ポリフェノールを酸化させます。バナナに含まれるポリフェノールが酸化されると、茶色っぽく変色して見えます。
ということで、変色を防ぐためにはポリフェノールの酸化を防ぐ必要があります。
ポリフェノールの酸化を防ぐためには?
「バナナ 変色」や「バナナ 褐変」のワードで検索してみました。検索して出た中から、簡単に実践できそうな、以下を試してみます。
1,塩水に浸す
2,砂糖水に浸す
3,レモン水に浸す
4,炭酸水に浸す
5,果物ジュースに浸す
6,ラップする
検証してみた
早速、上記について検証してみます。
濃度は、前回書いたリンゴの変色防止記事を参考に、
以下の濃度に設定しました。
塩水:0.5% 砂糖水:5% レモン水:2.5%
ジュースは、リンゴジュースやグレープジュース、オレンジジュース等何でも良いそうですが、酸化抑制効果の高そうなオレンジジュースで検証してみました。
浸す時間は3分で統一し、4時間程経過した後の状態を観察しました。 まずは、切った直後の写真です。
それぞれ3分浸し、取り出したものです。見ての通り、特に反応が起きておらず、綺麗な状態です。
こちらは、2時間経過後の写真です。見ての通り、色々な箇所が茶色っぽく変色しています。特に真ん中の部分が変色が激しいです。酵素が豊富なのでしょうか。
何もなしの場合
まずは、何も浸していない場合の二時間後の写真を撮りました。当たり前ですが、何もしていないと変色してしまっています。
水に浸した場合
次に、ただの水に浸した場合です。前回のリンゴの時は、意外と綺麗だったんですが。バナナではダメですね。何も無しの状態よりも酷いように見えます。
塩水に浸した場合
次は塩水に浸した場合です。塩水の変色防止はリンゴで有名で、前回試した時も有効な方法でした。バナナでも同じく、変色を抑えられています。
砂糖水に浸した場合
次は砂糖水に浸した場合です。塩に比べて、食べた時の味の違和感が無いのが特徴です。砂糖水でもある程度変色を抑えられています。
ジュースに浸した場合
次は、オレンジジュースに浸した場合です。ジュースのビタミンCやクエン酸により、変色を抑えられるとかなんとか。他のジュースでも良いようです。
確かに、変色は抑えられて綺麗な状態で保っています。
レモン水に浸した場合
次に、レモン水に浸した場合です。前回リンゴで試した時は、意外と悪い印象でした。バナナでもイマイチですね・・・。レモンのクエン酸やビタミンCで、変色が抑えられそうなものですが。ちなみに使用しているのはポッカレモンです。生レモンなら効果があるかもしれませんが、絞るのが手間だし高いので実用的ではないでしょう。
炭酸水に浸した場合
次は炭酸水に浸した場合です。結構綺麗に保てています。炭酸水に浸して綺麗になる理由はよくわかりません。
ラップで包んだ場合
次はラップに包んだ場合です。今回の例では、あまり綺麗になりませんでした。完璧にラップできていれば変色しないかもしれませんが、包み方が甘いとこんな感じになるんだと思います。ラップで包むにしても、砂糖水や塩水に浸してからのほうが綺麗な状態を保てると思います。
考察
全体を見た印象としては、 良い順に、塩水>砂糖水=ジュース>炭酸水>レモン水>何もなし=ラップ>水のみ と言った感じです。
何もしない場合は、やはり色が悪くなります。ラップも正直あまり変わりません。包み方が甘くて空気が入っていたんだと思います。この二つよりも、水のみに浸した場合のほうが悪くなっていました。
意外と悪いのはレモン水です。何も浸していないよりは良いのですが、塩水と比べると明確に悪いです。リンゴのときもあまり良い結果ではなかったので、イマイチなのかも。
塩水、砂糖水、炭酸水、ジュースは効果ありで、変色防止効果が得られそうです。中でも状態が良いのは、やはり塩水です。塩はどの家庭にもある、という手軽さも良いですね。
味的には、塩水はやはり多少の塩味が。でも甘い果物と多少の塩味の組み合わせは、対比効果で甘さを感じやすくなります。濃くしすぎなければ、それほど問題はないでしょう。砂糖水、炭酸水は味の変化は特になしです。
オレンジジュースはオレンジジュース味がかなり強いです。色は綺麗ですが、やめたほうがいいと思います。やるとしたら他のジュースですが、わざわざジュースを用意しなくても塩水で良いかと。
結論としては、どの家庭でも安定して用意できる塩水が最善です。塩水の塩味が気になる方は、砂糖水、炭酸水あたりを試すのが良いと思います。
記事をお読み頂き、ありがとうございました。
最後にちょっとした広告を。
自分で使ってみて、良かった調理器具を紹介いたします。ご家庭に合うものがあれば、ぜひお試しください。
貝印 関孫六 15000ST 高級包丁
最近新調した包丁です。久しぶりに買い替えるので良い包丁にしようと思って見つけたのがこちら。
包丁の刃にコバルトスペシャルという最高級の素材を使用しており、切れ味が落ちにくく、研ぎやすく、鋼に比べ錆びにくいという高級包丁です。
レビューも書いているので、興味がありましたらご確認下さい。
シリコン調理スプーン
山崎実業のシリコン調理スプーンは、すくう・炒める・計るの3機能がまとまった調理スプーンです。
特徴的なのは5ccと15ccの計量線が入っており、醤油や酒など計りながら調理作業が行なえます。調理作業に無駄がなくなり、一度使うと普通のヘラには戻れない快適さです。
置くためのスタンドもついており、キッチンを汚さず仮置きでき非常に便利です。
ぜひ家のヘラや調理スプーンと交換してみてください。
ゆで卵電気スチーマー
時間管理が面倒なゆで卵や半熟卵が安定して簡単に作れるようになります。ゆで卵や半熟卵をよく作る方に特にオススメしたいです。
コンロを使わないのがすごく良いです。卵以外にも蒸し野菜や肉まん等に使えます。
シリコンスチーマー
野菜や肉、魚を入れて電子レンジでチンすると、簡単に蒸し物になります。
シリコンなので洗いやすく、折りたたんで収納できるため場所も取りません。
ぶんぶんチョッパー(手動フードプロセッサー)
糸を引く事で食材をみじん切りにすることができる手動フードプロセッサーです。
電動に比べ、コンセントを必要としない点と、価格が安い点が優れています。
コンセントを必要としないので、キッチンのコンセントまわりがいっぱいでも自由に設置できます。
みじん切りの頻度が少ないけどたまにフードプロセッサーを使いたい、という場合にオススメです。
取ってが取れるフライパン
今まで我が家では普通のフライパンでしたが、取ってがとれるタイプのフライパンに変えてみたら便利さにビックリ。
重ねて入れられるため収納スペースをとりません。また、冷蔵庫に調理したものをそのまま入れて保存するのに場所をとらないので、とても良いです。
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