こんにちは!今日の更新は、ほうれん草を炒める時に下茹でするべきかどうかという話です。
このページに検索で来られた方は知っているかもしれませんが、ほうれん草にはシュウ酸という物質が含まれています。
シュウ酸はあまり体に良い物質では無く、ほうれん草はアク抜きしたり、下茹でしたりしてから食べることが多いです。
しかし、炒め物の場合下茹でするとべちゃべちゃの炒め物になってしまうので、できれば下茹でしたくないところです。
シュウ酸について
ほうれん草などの植物は、シュウ酸を液胞内に貯蔵しています。水溶性なので煮沸すると溶け出します。また、熱ではほとんど分解されません。
山芋などの植物では、カルシウムと結合し針状の形をしています。その形から、手や口に付着すると痒みなどの不快感を感じることがあります。山芋を摩り下ろして手が痒くなったり、口が痒くなったりした方は多いと思います。
このカルシウムと結合したシュウ酸は吸収できないので、痒かったり不快感を覚えるだけでそこまで大きな問題にはなりません。
しかし、カルシウムと結合しなかったシュウ酸は吸収され、吸収されたシュウ酸は尿中に排泄していきます。当たり前ですがたくさん摂取すれば尿中のシュウ酸濃度も上昇します。
尿中のシュウ酸が増えると、おなじく尿中に存在するカルシウムと結合し、腎臓内や尿管内でトゲトゲの石を形成します。尿路結石というやつですね。
尿路結石は激痛をもたらすと有名で、できることなら一生経験したくない病気です。
下茹では必要か
ではほうれん草の下茹でが必要かという話ですが、できればしたほうがいいですね。
尿路結石症診療ガイドラインでは、ほうれん草を3分間茹でる事でシュウ酸の除去量が37%~51%になると報告されています。
ほうれん草100gあたりのシュウ酸含有量はおよそ800mgと報告されているので、これが約半分になります。
栄養素が溶け出すという話も
ほうれん草は栄養豊富な緑黄色野菜ですが、煮沸すると水溶性の栄養素が流れ出てしまいます。
そこで、電子レンジで加熱したり、下茹でしないで炒める等の方法が挙がることがあります。
栄養素は残るけどシュウ酸も残る・・・、どっちが良いでしょうかね。
まあ正直なところ、シュウ酸の摂取源としては緑茶やコーヒー、紅茶などの飲料由来のほうが割合としては多いので、食べる頻度が多くなければ気にしなくても良いような気もします。
でもほうれん草を日常的に食べるなら、茹でたほうがいいんじゃないかな。
記事をお読み頂き、ありがとうございました。
最後にちょっとした広告を。
自分で使ってみて、便利だと感じた調理器具を紹介いたします。ご家庭に合うものがあれば、ぜひお試しください。
シリコン調理スプーン
山崎実業のシリコン調理スプーンは、すくう・炒める・計るの3機能がまとまった調理スプーンです。
特徴的なのは5ccと15ccの計量線が入っており、醤油や酒など計りながら調理作業が行なえます。調理作業に無駄がなくなり、一度使うと普通のヘラには戻れない快適さです。
置くためのスタンドもついており、キッチンを汚さず仮置きでき非常に便利です。
ぜひ家のヘラや調理スプーンと交換してみてください。
ゆで卵電気スチーマー
時間管理が面倒なゆで卵や半熟卵が安定して簡単に作れるようになります。ゆで卵や半熟卵をよく作る方に特にオススメしたいです。
コンロを使わないのがすごく良いです。卵以外にも蒸し野菜や肉まん等に使えます。
シリコンスチーマー
野菜や肉、魚を入れて電子レンジでチンすると、簡単に蒸し物になります。
シリコンなので洗いやすく、折りたたんで収納できるため場所も取りません。
ぶんぶんチョッパー(手動フードプロセッサー)
糸を引く事で食材をみじん切りにすることができる手動フードプロセッサーです。
電動に比べ、コンセントを必要としない点と、価格が安い点が優れています。
コンセントを必要としないので、キッチンのコンセントまわりがいっぱいでも自由に設置できます。
みじん切りの頻度が少ないけどたまにフードプロセッサーを使いたい、という場合にオススメです。
取ってが取れるフライパン
今まで我が家では普通のフライパンでしたが、取ってがとれるタイプのフライパンに変えてみたら便利さにビックリ。
重ねて入れられるため収納スペースをとりません。また、冷蔵庫に調理したものをそのまま入れて保存するのに場所をとらないので、とても良いです。
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