こんにちは!今日の更新は、料理が美味しくない原因についてです。
今回は、「料理が美味しくない」、「なんか物足りない」、「なんか違う・・・」そんな仕上がりになってしまう方向けの記事です。
食べられないほどまずいものが仕上がってしまう場合は、違う原因かもしれないので参考程度にしてください。
【目次】
1 料理が美味しくない・・・、なぜ?
1.1 うま味が足りない
1.2 塩気が足りない
1.3 レシピ選びを間違っている
1.4 レシピ通りに作れていない
1.5 料理に合わない具材を入れていないか
2 まとめ
料理が美味しくない・・・、なぜ?
「外で食事をすると安くても美味しく感じるのに・・・、自分の作る料理はいまいち美味しくない。」そんな経験はありませんか?
別にまずいわけでも無いけどいまいち美味しくないときって、どうしてそうなるのかよくわからないものです。
作る料理によっても違いますし、求めるレベルによっても違うので一概には言えませんが、以下のような項目について確認してみてください。
うま味が足りない
人間が舌で感じることができる味は、5つありますがご存知でしょうか。甘味、酸味、塩味、苦味、うま味です。
他にも辛味や渋味などありますが、基本の五味とは違う仕組み(痛覚とか)で感じているもので、味覚とはすこし違います。
塩味や甘味、酸味などの調整にはほとんどの方が意識が向くと思いますが、「この料理うま味は足りているかな?」という意識は足りていない方も多いのでは。
多くの調理済み食品や外食では、このうま味がしっかり入っています。なので、外食では美味しく感じるけど家で作ると味気ない・・・、という場合には、うま味が足りていないのかもしれません。
うま味の補強は、料理によって違います。気合を入れるなら昆布や鰹節、洋食ならブイヨンやコンソメ作りから励んでも良いでしょう。もうちょっと気軽に美味しくしたいなら、以下のような調味料を加えて下さい。
和食・・・和風だしの素
洋食・・・ブイヨン、コンソメ
中華・・・中華だし、鶏がらだし、ウェイパー、香味ペーストなど
なんでも・・・味の素
昔調理師科学校に通っていたときに、某高級中華料理店にインターンシップに行ったことがあります。そのお店のチャーハンでは味の素を加えていましたが、とても美味しかったのを覚えています。
そんな感じで、チャーハンのように具材がシンプルでうま味を具材から抽出できないような料理では、調味料で足す必要があると思います。
世の中には上記のような調味料でうま味を足すのは邪道という人もいるようです。まあ手間がかかっていないのでわからないでもないですが、美味しくないよりはいいんじゃないかな。ピンと来た方は、ぜひ試してみて下さい。
塩気が足りない
「まずいわけじゃないけど、なんか引き締まらない味だな・・・」と感じる時には、塩味が足りていないという可能性もあります。
うま味や風味など他の要素が良くても、塩気が足りないとぼやけた味に感じます。
煮物系でなんか足りないなと思ったらだいたい塩味のことが多いです。
薄味を意識して料理を作った場合はそれでも良いかもしれませんが、とくに減塩を意識しているわけでもないなら少し塩気を足してみると良いかもしれません。
レシピ選びを間違っている
「レシピ通りに作れば美味しく作れる」という意見も多いですが、そもそもそのレシピ選びを間違っている場合があります。
最近はネットで気軽にレシピを検索できる時代になりましたが、ネット上に存在するレシピは質がさまざまです。
レシピサイトといえばクックパッドが有名ですが、そういったネット上の投稿サイトは誰でも投稿できるため、そのレシピがはたして本当に美味しいレシピかというのは作ってみるまでわかりません。
作った人のレポートが一件も無いようなレシピはもしかしたらレシピ通りに作っても美味しくないかもしれません。
ネット上でレシピ検索をする場合は、作った人の人数や感想を確認するなどしてレシピの信頼性を確かめる必要があります。ネット上のサイトでも、大手食品会社の出しているレシピや、もしくは料理本として出版されていればそれなりに信頼できるので、そういったレシピを探すのも良いでしょう。
もしくは、同じ料理のレシピを2,3つぐらい探してみて、だいたいみんな同じレシピだなという目星をつけるのも良いですよ。
また、レシピを選ぶ際に、濃い味が好きな人は薄味のレシピで作ったら合わないだろうし、甘さ控えめが好きな人ががっつり甘いレシピを参考にしたら甘すぎると感じるでしょう。
結局のところ、レシピ通りに作っても好きな味と決まっているわけではないので、味見をして調節しないといけません。
レシピ通りに作れていない
良いレシピが見つかったからといって、本当にレシピ通りにできているか?(できるのか?)という問題もあります。
特に具材の都合から、レシピ通りというわけにもいかない場合も多々あります。例えば以下のような例。
【回鍋肉 2人前】
- 豚肉150g
- キャベツ1/6個
- 長ネギ1/3本
- ピーマン2個
- にんにく1かけ
- しょうが1かけ
- にんにく1かけ
- 甜麺醤大さじ1
- 醤油大さじ1
- 砂糖小さじ2
- 豆板醤小さじ1
- 水溶き片栗粉大さじ1
上記のレシピをきっちり表記通りで、調味料も完璧に軽量すれば確かに大きな間違いは起こらなさそうです。しかし現実的に買い物をしてみると、
豚肉・・・1パック250g
キャベツ・・・1/2個
ピーマン・・・冷蔵庫の余り3個
長ネギ・・・冷蔵庫の余り1/2本
こんなふうに綺麗に揃うとも限りません。むしろレシピ通りきっちり具材が揃うことのほうが珍しいでしょう。
豚肉を100g残しても使う予定がない、長ネギも数センチだけ残すのも微妙、ピーマンも1個だけ残ってもしょうがない、などさまざまな理由で具材が増えたり、減ったりするわけです。
具材を調整したら、味付けもそれに合わせて調整する必要があります。「でも調味料いじるのは失敗が怖いからレシピ通りにしよう」という感じで調味料を調整しないと、ぼやけた味になったり濃すぎたりと問題が出てきます。
また、具材間のバランスというのもあり、例えば上記の例でキャベツを使う予定が無いからといって、1/2のキャベツをまるまる回鍋肉に投入するとキャベツだらけになります。
当たり前ですが美味しくないですね、そこまでキャベツを入れるなら、肉もピーマンも増やして調味料も増やさないといけません。
こんな感じで、料理を作っていると毎回レシピ通りともいかず、実情に合わせて調整をしていく必要があります。
(ちなみに上記例のような場合、中華の合わせ調味料を二倍量作って味見しながら加えると具材がどう変わっても対応しやすいですよ。)
料理に合わない具材を入れていないか
ある程度料理が慣れてきた人が陥りがちですが、料理に合わない具材を入れていませんか?
例えばこんな例。
チャーハンに焼豚、長葱、卵という材料に加え、野菜を摂ろうとベジタブルミックスを加える。
このあたりは個人の好みによって違うので、食べる人全員がOKなら良いと思います。しかし、ベジタブルミックスを入れたいなら、肉をベーコンにしてマッシュルームでも買って、ピラフにしたら良いんじゃないか?とも思います。
次にこんな例。
カレーの具材に豚肉、鶏肉、ちくわ、かまぼこ、キャベツ、ナスなど食卓の余りをなんでも入れる。
たしかにカレーはどんな具材を入れても大体なんとかまとめてくれるしそれなりに食べられます。中途半端に余った食材をまとめて食べられるのでこうなる家庭も多いと思います。
しかし、バターチキンカレー、ポークカレー、シーフードカレー、野菜カレーなどある程度テーマ性のあるちゃんとしたカレーもたまには良いはずです。
他にも、味噌汁にじゃがいも、さつまいも、玉ねぎ、トマト、コーン、ナスなど。
味噌汁にも合うよという人もいれば、いやいやそれはちょっと・・・、と思う人もいるでしょう。家庭によってはお袋の味かもしれません。
しかし、豆腐とわかめの入った味噌汁を飲んで、これはおかしい!という人はあまりいないはず。合う合わないは別にして、料理にはメジャーな具材とそうでない具材があります。
料理のマイナーな具材をどこまで許容できるかという範囲は人によって違います。自分で作って自分で食べる分には良いでしょうが、人に作るとなるとこの許容範囲のズレは料理の感想として帰ってきます。
人に食べさせる場合は、どう思ったかを確認すると良いと思います。
まとめ
ネットで「料理を美味しくするコツ」などを調べると、味見や調味料の計量だとかの基本的事項や、食材の切り方など調理技術的なコツなどが挙がってきます。
そういった話は他のサイトでたくさん書かれていたので、少し違う観点の話をまとめました。
いろいろな情報をあわせて、美味しい料理を目指していって下さい。
良い記事でした。美味しくない料理を創ってしまう人は、これらの視点が欠けていると感じます。
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