こんにちは!今日の更新は、ハチミツが白く固まった時の戻し方についてです。
寒い時期になるとハチミツって結晶化するんですよね。
結晶化しても食べられますが、食感が変わるし器から取り出しにくいし大変です。
ということで、結晶化してしまったハチミツを戻す方法について書いていこうと思います。
なぜ結晶化してしまうのか?
ハチミツは果糖やぶどう糖が主成分ですが、そのうちぶどう糖は結晶化しやすい性質があります。
ハチミツは13℃ぐらいの温度で最も結晶化しやすく、「冷やせば冷やしただけ結晶化しやすいのでは?」というと意外にもNOです。冷凍庫に入れるとむしろ結晶化しません。
結晶化の初期は一見カビのようにも見え、ブツブツとした結晶が生まれます。そしてそれを素に、全体へ広がっていきます。
結晶化自体は成分の性質的な問題であり、品質が劣化したわけではないので問題なく食べられます。しかし、シャリシャリとした食感で風味も感じにくいので、美味しいかと言われるとあまり美味しくないと思います。
結晶化したハチミツの戻し方
結晶化したハチミツは、温度を上げることで溶かすことができます。
温度を上げる方法については湯煎が一番無難な選択です。他にも、カイロを巻き付けたり、コタツに入れたりすることで溶けるそうです(我が家のコタツで試したところ、12時間かかっても溶けきりませんでした)。
電子レンジでも溶かせますが、容器が破裂していまったり、変形、溶解してしまうことがあるので慎重に加熱する必要があります。電子レンジで加熱する場合は必ず蓋をとって下さい。爆発します。
鍋肌に直接容器が当たると容器が溶けてしまうので、金ざる等をかませて溶かすと良いです。これで数十分湯煎するとこんな感じ。
60℃ぐらいで15分ぐらい湯煎してこんな感じ。なかなか溶けません。スプーンや菜箸等でかき混ぜながら湯煎すると早く溶けると思います。
次第に面倒になって蒸し状態に。これは100℃近い温度になっているはずです。この状態でさらに15分ぐらいすると・・・、
なんと、それでもまだ溶けきりません。「大体溶けたし良いか」と思ってこのままに状態にすると、残った結晶部分をもとに再度結晶化してしまうので、溶かしきる必要があります。
溶かす温度について
今回検証した際は、ぜんぜん溶けなくて面倒になって温度を上げてしまいました。が、一般的にはハチミツは45℃~60℃ぐらいの温度で溶かすのが良いと言われています。
酵素が失活してしまったり、ビタミン等が壊れてしまうという理由からそう言われています。
しかし、正直なところハチミツのビタミンは野菜に比べ誤差レベルでしか入っておらず、壊れていても壊れていなくても対して変わりません。
また、酵素についても人体への有益性は一部で唱えられているだけで科学的根拠はなく、正直なところ眉唾ものなので酵素が失活しても気にしなくて良いのではと思います。(詳しくはこちらの記事で)
唯一風味については飛んでしまう可能性があるので、風味が飛んでしまうのが気になる方は低めの温度でゆっくり溶かすのが良いと思います。
まとめ
ハチミツはぶどう糖を含み、結晶化しやすい性質を持っています。13℃前後の温度帯で特に結晶化しやすく、最初は小さい結晶ができ、少しずつ全体に広がっていきます。
ハチミツが白く結晶化してしまったときは、温度を上げることで溶かすことができます。湯煎で混ぜながら溶かすのがオススメです。
しかし温度を上げればすぐ溶けるというわけではなく、数十分、量によっては一時間以上かかることもあります。再結晶化を防ぐためにもじっくり加熱し、溶かしきって下さい。
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