こんにちは!今日の更新は、洋酒チョコについてです。
先日ロッテのラミーという洋酒チョコを頂きました。
とても美味しいチョコなのですが、結構洋酒が入っていてアルコール感も強いです。
パッケージを見るとアルコール分3.7%とのこと。
子供が食べるのはよくなさそうだなあ、そもそも法律的には良いのかな、と思い調べてみました。
子供に洋酒チョコは違法?
ではまず、法律的にはどうなのでしょう。
子供が洋酒チョコを食べるのは違法でしょうか。
子供の飲酒については、"未成年飲酒禁止法"という法律で定められています。重要なポイントについて、内容を抜粋してみます。
1,満20歳未満は飲酒は禁止。
2,満20歳未満の者の親権者や監督代行者は、満20歳未満の飲酒を制止する義務がある。
3,酒販売店は、満20歳未満に対して酒類の販売をしてはいけない。また、年齢確認など、飲酒防止の対応をとらなければならない。
4,親が満20歳未満の飲酒を制止しなかった時には、科料を科す。また、酒販売店が満20歳未満に酒類を販売した場合は、50万円以下の罰金に科す。
酒に関しては、親や酒の販売店等に飲酒を制止する義務や、販売を禁止する義務があり、違反した場合には罰金が定められています。
一方、飲酒をした未成年者本人は、条文上禁止はされているものの、罰則はありません。
洋酒チョコ以前に、未成年が飲酒をしても罰金等はありません。(あまりに酷いと保護処分等が下る可能性はあります。)
洋酒チョコを未成年者が食べても、その本人には罰則が下ることはないでしょう。
では、洋酒チョコを未成年者に提供・販売した場合はどうでしょう。これについても、法律上罰則が下る事はないようです。
条文の中にある酒類とは、未成年飲酒禁止法の中では定義づけがされていません。
酒類については、酒税法にて定義づけされており、それによると、アルコール分一度以上の飲料を指すとのこと。
つまり、洋酒チョコは飲料ではないため、販売や提供をしても未成年飲酒禁止法に引っかかる事はありません。
健康的にはやめておくべき
上記の話は、洋酒チョコだけでなく、ブランデーケーキやワインゼリーなども同様です。
しかし、例えばワインをそのままゼラチンで固めて、固形になっただけのワインを未成年が食べてよいのか、疑問です。
未成年飲酒禁止法の目的としては未成年者にアルコールの害が及ばないように定められているものです。
子供はアルコールの分解能力が低く、成人よりも害が大きいため、法律で規制されていなくても避けるべきでしょう。
ロッテのラミーのパッケージでも、お子様やアルコールに弱い方、妊娠、授乳期の方、運転時はご遠慮くださいと書かれています。
ちなみにロッテのラミーでは、アルコール分3.7%で、1本26gの三本入り。3本一気に食べると、アルコールで2.9gの摂取となります。
ビールがアルコール度数が5%ぐらいなので、ロッテのラミーを1箱食べるのは、ビールを60ml飲むのと同等ぐらいと考えられます。
多くは無いですが少なくもない微妙なラインですね。たくさん食べればそれなりのアルコール量になるので、パッケージの注意書き通り、お子様やアルコールに弱い方、妊婦や授乳期の方、運転時には避けるべきでしょう。
飲酒運転は引っかかる
ちなみに未成年とは関係ありませんが、飲酒運転には洋酒チョコでも引っかかります。
飲酒運転は酒酔い運転、酒気帯び運転の二種類があります。
酒酔い運転はアルコールの影響を受けている事、酒気帯び運転は血中アルコール濃度(もしくは呼気中アルコール濃度)が一定量に達しているか、で判断されます。
これらは摂取したアルコールがどういう形状なのかということに言及しておらず、アルコール自体を問題とする法律です。
よって、洋酒チョコだろうかワインゼリーだろうが、飲酒運転に引っかかる可能性は普通にあります。
運転時にはアルコール入りの菓子は避けるように気をつけましょう。
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